2020年度に行なわれた展覧会

特別展

「写真の都」物語 ―名古屋写真運動史:1911-1972 ―

作品写真
Sugiura Yoji《 名古屋・栄 広小路、1969年11月16日》

The Movement of Modern Photography in Nagoya 1911-1972

令和3年2月6日(土)~3月28日(日)

近代名古屋の写真表現は、1920年代に日本のピクトリアリズム(絵画主義的写真)をけん引した〈愛友写真倶楽部〉の活動に始まります。1930年代末には「前衛写真」と呼ばれた“名古屋発信”の表現が全国を席巻しました。戦後になると、リアリズム運動と主観主義運動が“鎬を削り”、やがて、写真家・東松照明の出現と彼によって〈中部学生写真連盟〉が組織され、若い感性が独自の表現を模索しました。本展覧会は、時代や社会のなかで、思潮を反映しながら展開した各時代の表現活動を「運動」としてとらえ、その軌跡を辿ろうとするものです。

アートとめぐる はるの旅

作品写真
山田光春《星の誕生》1967年 名古屋市美術館蔵

Spring Journey – Take Me to Art Adventure!

令和3年3月25日(木)~6月6日(日)

本展では、「旅」をテーマに当館コレクションから選りすぐりの作品を展示します。

アートにふれる体験は、旅することにどこか似ています。ゆたかな創造の世界にふれて驚いたり、共感したりすることは、命の洗濯であるともいえます。まずはこの地方の身近な景色からはじめましょう。次に海を越え、知らない異国の風景を眺め、今とは異なる時代に想いをはせる。そしてもっと遠くへ。宇宙の果てまでも、アートとともに出かけましょう。

本展では、常設展で出品機会の少ない大型のインスタレーションを展示するほか、当館の隠れた名品を紹介するまたとない機会となります。この機会にぜひ、いつもと違った視点で名古屋市美術館コレクションをお楽しみください。

常設企画展

特集 没後10年 荒川修作-初期平面の仕事

作品写真
荒川修作 《最後の次》 1966-67年 油彩、アクリル・キャンヴァス 244.0×327.0cm(2パネル、各244.0×163.5cm) エステート・オブ・マドリン・ギンズ蔵、名古屋市美術館受託 ©2020 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.

Arakawa Shusaku : Early Paintings

令和3年1月5日(火)~3月14日(日)

荒川修作(1936-2010)は、パートナーのマドリン・ギンズ(1941-2014)とともに「養老天命反転地」や「三鷹天命反転住宅」などを手掛け、美術の枠組みに収まらない活動を行いました。名古屋出身で当館のコレクションにおいても主要な位置を占める荒川の初期平面の仕事をエステート・オブ・マドリン・ギンズ蔵の寄託作品を中心として紹介します。