「ポジション2016 アートとクラフトの蜜月」開会式

1月4日、「ポジション2016 アートとクラフトの蜜月」展の開会式が行われました。

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 開会式には、出品作家の稲葉佳子さん、徳田吉美さん、中谷ゆうこさん、水谷一子さん、水野誠子さん、米山より子さん、KIM HONOさんにお越しいただきました。

出品作家の皆様には、1月10日(日曜日)に自らの作品と制作について語っていただくギャラリートークにも参加していただきます。

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ポジション展は、この地方で活躍する作家の作品を紹介する展覧会です。5回目となる今回は、「アートとクラフト」を採り上げます。アートとクラフトはそれぞれ違う個性を持っていますが、近年、それらが融合することにより、新たな魅力ある世界が生み出されています。その豊かな可能性を感じとっていただきたいと思います。

 

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「ポジション2016 アートとクラフトの蜜月」展は2月21日(日曜日)まで開催しております。みなさまお誘い合わせの上、ぜひお越しください。

 

11月7日(土)かつらをかぶって、ツリーの形になって記念撮影

11月7日(土)8日(日)に白川公園周辺にてサイエンス&アートフェスティバルが開催されました。

 美術館でも様々なイベントを実施し、7日(土)には作家の富永敏博さんと一緒にかつらを作るワークショップが行われて、たくさんの方々に参加していただきました。

 カツラを作ったあとはグランドに集まり、大きなツリーの形になって、株式会社プロドローンさんのご協力のもと、ドローンを飛ばして上空から記念撮影を行いました。 

美術館では、今回のイベントの他にも、子どもを対象としたワークショップを随時開催していますので、また遊びにきてくださいね。

 

1回目(11:30~)

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○2回目(12:30~)

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○3回目(13:30~)

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○4回目(14:30~)

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○5回目(15:30~)

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その後のユリノキ

  春にブログ、夏に当館ニュースのアートペーパーにユリノキを話題にしました。文中「私には名古屋でユリノキを見た記憶がありません。」とあるのをご覧になった皆様から、名古屋にも立派で美しいユリノキがあるというお便りをいただきました。拙文をお読みいただいているのが分かり、恐縮するとともに感謝の念を新たにしました。

  ご教示いただいたなかで最も分かりやすいと思われるところを紹介します。私としては、「灯台下暗し」の場所でした。(図版はすべて20151016筆者撮影)

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どこか分かるでしょうか?

名古屋城の南側、出来町通の並木です。

ユリノキの幹の奥に石垣が見えています。

交差点の南西角、名城病院を背にしています。

黄葉がはじまっています。

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北西角から東に左端の木を見たところです。

東に向けて市役所までユリノキの並木が続いていますが、この木は大きいです。

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市役所本庁舎の北西角(地下鉄の二番出口のあたり)から並木を見たところ。

 東山動植物園で植物相談員をしておられる方からは、東山にあるのは同属のシナユリノキでユリノキではないとお教えいただきました。よく見ると花と果実が異なるそうです。その方によると、ユリノキは名古屋では街路樹や公園樹として広く植栽されており、それほど珍しいものではないそうです。

  私も、アートペーパーに原稿を書いた後、見た記憶がないのは、気づいていないだけではないかと思い直し、街路樹などを仰ぎ見るようになりました。皆様の近くにもユリノキはあるかもしれません。

 

投稿者: み。

「リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展」開会式

  10月2日、「リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展」の開会式が行われました。

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開会式には、リバプール国立美術館から、サンドラ・ペンキス館長、キース フランシス・オリバー学芸員、ゴッドフリー・バーク学芸員にお越しいただきました。

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「ラファエル前派」とは19世紀半ばのイギリスで「自然に忠実に」をモットーに、ルネサンスの巨匠ラファエロ以前の美術を理想とし、それまでのイギリス画壇を支配してきたアカデミックな絵画とは異なった、豊かな物語性を孕み、想像力を喚起するような新しい絵画世界を創造したグループです。

 本展は、ラファエル前派の優れた作品を所蔵するリバプール国立美術館の代表的な作品を日本で初めて大々的に紹介する貴重な機会となります。

 

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    「リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展」は12月13日まで開催しております。みなさまお誘い合わせの上、ぜひお越しください。

 

ゴームリーの彫刻がフィレンツェに登場

ただいまミラノ万博とヴェネツィア・ビエンナーレが開催されているイタリア。多数の観光客の来訪を見越してか、イタリア国内各所で興味深い企画展やアート・プロジェクトが実施されています。

 

フィレンツェの町並みを見渡せる観光名所として有名なベルヴェデーレ要塞(Forte di Belvedere)では、2015426日から927日まで、「アントニー・ゴームリーヒューマン」が開かれています。当館の裏庭の彫刻《接近Ⅴ》でおなじみの、イギリスの美術家のワンマン・ショーです。

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屋外のテラスを横切るように、黒い人物彫刻がずらっと一列に並んでいます。最初の人物はうずくまっていて、次に移るに従って徐々に立ち上がっていきます。最後の人物は広場の角に直立して、空を見上げています。

おそらくほとんどの観光客は、ここでゴームリーの個展が開催されていることを知らずに来ているので、唐突に現れたこれらの黒い人物を不思議に感じていたのではないでしょうか。彫刻の横に並んだり、列の間に入ったりして、彫刻をまねたポーズで記念撮影をしている人がたくさんいました。

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テラスだけではなく、建物内や要塞の通路の途中などにも彫刻が設置してありました。置かれる空間によって、人物のポーズは変わっています。ユーモラスなものもあれば、なにか哀愁を感じさせるものもありました。

人体と環境のかけあいによって生まれる面白さがゴームリーの作品の最大の魅力だと思います。ゴームリーの作品の場合、「引き」で撮った写真のほうが面白いものが多いのはそのせいでしょう。

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名古屋市美術館の《接近Ⅴ》もそうですが、ゴームリーの人物彫刻の多くは作者自身から型をとって作られたものです。ただ、今回のプロジェクトでは、四角いブロックが積み重なってできたロボットのような人物も混ざっていたのが印象的でした。

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人体が山積みにされています。よく見ると、ここに使われている像は、それぞれ他の場所で見た人物と同じポーズをしています。つまりゴームリーは同じポーズをした人物像を複数制作し、置き方や並べ方、組み合わせを変えて、まったく違う印象を作り出しているのです。整然と一列に並べれば、人の成長のようなポジティヴなものを感じさせるし、このように寄せ集めれば、虐殺のようなネガティヴなものを感じさせることができます。

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すばらしいロケーションで、実に見ごたえのある展示でした。

 

投稿者:nori

 

夏休みこどもの美術館2015「caféの色を楽しもう」開催

報告が遅くなりましたが、86日(木)、夏休みこどもの美術館2015『ボクいろ、わたしイロ、どんな色?』のワークショップ「caféの色を楽しもう」を開催しました。

今年は、さまざまなものの色に注目してワークショップを企画しています。

この低学年向けプログラムでは食べ物の色に注目しました。

誰でも一度は食べこぼしで服にシミを作って、おうちの人に嫌な顔をされたことがあるはず。

何度洗ってもキレイにならなかった、ということは…身近な食べ物で染め物ができるのでは?

そんな素朴な発想から「caféの色を楽しもう」は生まれました。

 

さて当日、当館のワークショップには珍しく、会場は1階の「おはなcafé」。

講師は名古屋芸術大学で染織を教えている扇千花さんです。

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普段、大学で教えていること、草木染のこと、今回「おはなcafé」のメニューを使って事前に行った実験のことなどを話してもらい、その結果も紹介。

キレイに染まるだろうと予想していたパンケーキ用のジャムや、クリームソーダに使うメロンシロップは、いったん色はつくものの洗うとすっかり落ちてしまい、誰が見てもキチンと染まったと思える結果が出た材料は、カレー粉とコーラでした。

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ということで、参加者にはどちらの食材でTシャツを染めたいか選んでもらい、間違えないよう、それぞれの食材をイラストにしたハンコを押します。

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 スタンプには洗っても落ちないインクを使いますが、より定着を良くするためにアイロンをかけました。

その後、Tシャツを水につけて一度湿らせます。

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深くて大きなバットに、お風呂と同じ40度ぐらいのお湯を張り、魔法の白い粉を溶かして媒染液(ばいせんえき)を作ります。

今回は低学年対象であること、会場が普段から食べ物を扱う場所であることに配慮して、媒染には危険な化学薬品ではなく、ミョウバンを使いました。

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 この液にTシャツを入れ、後でカレーやコーラがよく染まるようになじませるのですが、「では、30分間かき混ぜ続けてください」という説明に「えぇーっ?!」と驚きを隠せないこどもたち。

でも「しっかり混ぜるとTシャツがきれいに染まります」と聞き、交代でがんばってかき混ぜます。

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交替で休んでいる間は、ワークシートの空欄を埋めていきます。

絵でも文章でも、得意な方で書いていいことにしました。

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時計の針とにらめっこすること30分、バットからTシャツを引き上げ、よく絞ります。

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そこへ今度はお鍋でグラグラ沸騰させた熱いコーラの染液が登場。

使ったコーラは1.5ℓのペットボトル12本分!!

会場に独特の甘いにおいが漂って、男の子たちの興奮はMAXに。

カレー粉の方は、熱湯に振り入れてダマにならないように溶かしました。

使ったカレー粉は約600g(カレー75皿分)、こちらもすごいにおい!

Tシャツを輪っかのように広げて、染液に浸します。

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媒染液のときと同じく30分かき混ぜ続けるのですが、先ほどと違い熱湯のため、やけどすると大変なことに。

ふざけて染液が飛ばないように注意してね、とスタッフはマメに声かけするのですが、見た目が闇鍋みたいで、みんな何だか楽しそう…。

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休憩中に書き込むワークシートも、だいぶ仕上がってきました。

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30分後、バットからTシャツを取り出します。

今度はさすがに熱いので、箸でつかんでザルの中へ。

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洗い場で余分な染液を洗い流し、水気を切ります。

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最後に染めるのに使った食材と、染まったTシャツの色を見比べました。

コーラは品のあるライトブラウンに、カレーは鮮やかな黄色に染まりました。

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この日はあいにく曇り空で、Tシャツを乾かすことができなかったのですが、湿っているときと乾いたときで、色が少しちがって見えるはずです。

ワークショップを通して、食べ物や飲み物を見るとき「おいしそう」だけじゃなく、「これで染め物できるかな?染まったら何色になるだろう?」と、色に注目するきっかけになったなら嬉しいです。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

 

投稿者:3

 

山田洋次監督の特別記念講演会

終戦記念日の815日、名古屋市美術館では、開催中の「画家たちと戦争展」の関連行事として、映画監督の山田洋次さんをお招きし、特別記念講演会を開催しました。

この講演会は事前申込制で、定員をはるかに超える応募をいただきましたので、非常にたくさんの方々が落選することとなってしまい、申し訳ありませんでした。

講演会は、午後2時からの開始でしたが、開始の2時間前から整理券の配布を待つ長い列ができました。

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講演では、山田監督が「画家たちと戦争展」をご覧になった感想、特に宮本三郎の「山下、パーシバル両司令官会見図」(残念ながら、本展ではパネル展示ですが)に基づく話をされ、70年前の監督がまだ中学一年生であった当時、満州の大連で勤労動員として、栄養失調で倒れそうになりながら、戦車壕を掘っていたことや、玉音放送を聞いた時の衝撃―ホッとした気持ちと、その直後に襲ってくる恐怖感など、戦争の記憶を辿りながら、静かに力強く話をされました。

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映画の歴史にも触れられ、1930年代の映画によって感動や喜び、不快など様々な感情を表出できた輝かしい時代から一変、1940年からの5年間は、政府による厳しい検閲による苦悩がありました。黒澤明監督の「姿三四郎」の検閲では、小津安二郎の賞賛により検閲を逃れたことや、稲垣浩監督の「無法松の一生」でのシーンが検閲によりカットされたが、その後リメイクした作品ではそのシーンが復活していたというエピソードを聞くことができました。

絵画や音楽の世界においても同様に、戦争が終わったことで、芸術家たちはどれほどホッとしたか、それは今回の「画家たちと戦争展」でも手に取るように伝わってきたと話されました。

最後に、山田監督が生涯で一番大事な作品をつくろうという思いで撮影に臨んだ映画『母と暮せば』が1212日から公開されるにあたって、この映画は井上ひさしさんが生前に舞台作品『父と暮せば』と対になる作品を、「次は長崎を舞台に作りたい」と言われていたことを知り、監督が家族やスタッフと相談し、実現させたもの。長崎へ原爆が投下され、命を落とした長崎医科大学の学生とその母、恋人の心温まる物語。映画化までの思いやキャストの選定など、ここでしか伺えない話を聞くことができました。

すでにクランクアップし、現在はセットやCGの制作にかかっているとのことで、11月頃には完成予定。当初の予定通り、戦後70年のうちに封切りを迎えることができて大変喜ばしいとのこと。

監督の話に聴き入り、あっという間の1時間でした。

お忙しい中、また、遠方よりお越しいただきました皆様、この講演を快くお引き受けいただきました山田監督、松竹株式会社他関係者の皆様、誠にありがとうございました。 

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松竹120周年記念映画  「母と暮せば」1212日(土)ロードショー

監督/山田洋次 出演/吉永小百合、二宮和也

戦後70年―。長崎を舞台に描く、母親役に吉永小百合、息子役に二宮和也、息子の恋人役に黒木華という理想的なキャスティングで山田洋次監督初の、やさしく泣けるファンタジー作品です。

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「画家たちと戦争:彼らはいかにして生きぬいたのか」展開会式

7月17日金曜日、「画家たちと戦争:彼らはいかにして生きぬいたのか」展の開会式が行われました。

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当日は、台風の影響で雨が降り続き、時おり強い風も吹く悪天候にもかかわらず大勢の方にお越しいただきました。

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 本展は、戦争の時代を生きぬいた日本の代表的な画家14名に注目し、戦前・戦中・戦後の各時期に制作された作品を展示し、その変遷を展望することで、彼らが戦争を「いかにして生きぬいたのか」について検証しようとするものです。

戦後70年を迎える今年、不幸にも戦争の時代を生きなければならなかった画家たちが制作した作品を通して、「戦争とはどのようなものなのか」「戦争を生きぬくというのはどのようなことなのか」について考えてみませんか。

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「画家たちと戦争:彼らはいかにして生きぬいたのか」展は9月23日(水・祝)まで開催しております。みなさまお誘い合わせの上、ぜひお越しください。

 

「若林奮 飛葉と振動」展-図録ができました

「若林奮  飛葉と振動」展(会期: 418[]524[])が終わり、早2月。長らくお待たせした図録が出来上がりました。

名古屋展で予約購入していただきました皆様、辛抱強くお待ちいただき、本当にありがとうございました。現在開催中の足利市立美術館では71日から現物販売が始まっています。

久しく展示されていなかった作品を中心に新たに会場撮影した図版を収録。年譜や文献もこれまでの図録では漏れ落ちていた情報を拾い上げるなど、手前味噌ながら充実したものとなっています。

巡回各館の担当者が分担した各論もこれまであまり触れられていなかった内容を扱っています。紙幅の都合で一部の作品の図版と調査で把握できた事柄をすべて掲出できなかったことが惜しまれますが、専門的になり過ぎず心安く手にしていただけるものになっています。

図録表紙

 

図版は、図録の表紙です。出品作品で展覧会名のもとになった《飛葉と振動》(2003)の表紙用に特別に撮影された図版が使用されています。裏表紙も同様の特別な図版となっていますので、是非お手に取ってお確かめください。

 新たに購入を希望される方は、当館ミュージアムショップで数量限定で取り扱うほか、巡回各館で販売します。それぞれへお問い合わせください。

 

以下は、「若林奮飛葉と振動」展の今後の巡回予定です。

足利市立美術館:201566()82()

神奈川県立近代美術館葉山:2015815()1223(水・祝)

府中市美術館:201619 () 228()

うらわ美術館:2016423()619()

 

同じ作品でも会場ごとに展示のされ方や見え方が違うものですが、各館で異なる作品が特別出品されます。そちらも楽しみとして会場へ足をお運びください。

 

 

投稿者: み。

 

 

 

アートとクラフト

当館では201615日から「ポジション2016 アートとクラフトの蜜月」という展覧会を開催する予定ですが、このタイトルにある「アート」、そして「クラフト」という言葉、かなり曖昧です。 

 

まず、「アート」ですが、これは、「芸術」とどう違うのでしょうか?アートというと、絵画や彫刻や現代美術や、そういったものもアートですが、イラストやデザインもアートであり、工芸も「アート」ともいえるし、といった具合です。現在の認識では、クラシック音楽家からロックミュージシャンまで、「アーティスト」と呼ばれますし。 

 

少し前に愛知県美術館でビデオ作品を展示していた伊東宣明さんによれば、「アートとは、見えないものXに向かうもの」そして、「誉められたいとか売れることを考えて作った物はアートではない」「ジャンルは関係ない」とのこと。 

さて、どうなのでしょう? 

次に「クラフト」ですが、これは、「工芸」とどう違うのでしょうか?「クラフト」もまた、「工芸」と比べると、範囲が広いように思います。「工芸」というと伝統工芸に近いものをイメージしますが、「クラフト」はもう少し身近なものを含む感じ、でしょうか・・・。 

そして「アート」と「クラフト」の境界も、現在では曖昧になって来ているところがあります。

 「ポジション2016 アートとクラフトの蜜月」では、そのあたりの曖昧なところを、そのままお見せしようかと思います。「アートって何?」「クラフトって何?」と考えるきっかけになれば、面白いなあと思います。

  

ところで、前世紀転換期のウィーンでは、アートとクラフトが融合したといえる作品が生み出されました。「ウィーン工房」と呼ばれる組織がそれらを制作、販売していたのです。 

ウィーン工房の椅子の写真をご覧下さい。これは、

アートでしょうか?

芸術でしょうか?

クラフトでしょうか?

工芸でしょうか?

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 <写真>:コロマン・モーザー 《アーム・チェアー》 1903年頃

 あるいは、そんなことは、どちらでもよいことなのかもしれません。

しかし、ちょっと考えてみると、何か気づくことや発見することもあるかもしれません。

 現代の作品を見ても、同様に、アートとクラフトを巡っていろいろなことを考えられるのではないでしょうか。

 

投稿者:akko