“常設展示室 壁の色を替えました。” -15年ぶりの会話-

A.名古屋市美術館が休館してるんだって。知ってた?

B.名古屋市美術館のブログを読んでいるから知っているよ。

A.休館中、学芸員さんたちは何をしてるんだろうね?

B.それもブログに書いてあったよ。展覧会等の準備とかなんだろうね。そうそう図書室と常設展示室が新しくなるそうだよ。

A.新しくなるって?

B.図書室は書棚を増やして、常設展示室は壁の色を塗り替えたそうだよ。

A.へーっ。そうなんだぁ。壁の色を塗り替えるって、美術館の壁は白じゃないの?

B.名古屋市美術館の常設展示は、四つの収集方針に分けて展示し、それぞれの分野で壁面には異なる色彩が塗られているんだよ。

B.えっ?!それいつからなの?

A.もう、かれこれ15年にもなるんだよ。

B. えっ?!そんな前から? 私、名古屋市美術館には行ったことあるけど、特別展を見るだけで結構疲れてしまって、常設展はご無沙汰だわ。まぁ、いつでも観れるしね。

A.それは言えるね。ただ、地下の常設展では、本当に好きな作品をじっくりと見れるからね。また、解説ボランティアの人たちによる丁寧で軽妙な語り口も評判だよ。まぁ、それはそうとして壁の色だよ。

B.あっ、そうそう。

A.空調工事による休館を利用して、地下一階の常設展示室の壁面の色を一新したんだって。これまでモディリアーニの《おさげ髪の少女》が展示されているエコール・ド・パリのコーナーは赤茶色、ディエゴ・リベラの壁画《プロレタリアの団結》が展示されているメキシコは深い緑色、そして郷土の美術や版画や写真といったグラフィックなものを展示紹介していた常設展示室2は壁面が青く塗られていたんだよ。今回、学芸員さん全員で色見本を元にサンプルまで作らせて、壁の色を検討し決めたんだって。

B.それでどんな色になったのかしら?

A.エコール・ド・パリがDIC-N939《ぶどう酒色》で、メキシコのコーナーがDIC-F206《オリーヴ》で、常設展示室2はDIC-C135《中棕灰》になったそうだよ。

B. 作品に合うかどうか楽しみね。開館が待ち遠しいわね。それにしても結構くわしいのね。

A.まぁ、それほどでもないけどね。実は、15年前に壁の色を塗ったときにも、僕の会話が名古屋市美術館のニュース『アートペーパー』34号に載ったんだ。

投稿者:J.T.

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