となりは何をする人ぞ

あけましておめでとうございます。

お正月休みも終わり、皆さん「あ~ぁ」と思いながら通勤・通学を再開された頃でしょうか。

美術館は1月4日から6日まで3日間、常設展だけではありますが、開館してお客様をお迎えしました。7日(月)からは空調工事のための臨時休館に入っています。

同じ白川公園の中にある科学館は、冬休み中も朝から長蛇の列。リニューアルオープンから間もなく2年が経ちますが、土日や長期休暇はプラネタリウムを目当てに、まだまだ遠方から多くの方がいらっしゃるようです。

先日、“10時現在プラネタリウムチケット待ちの列は解消されております”の文字に釣られて、リニューアル後初めてプラネタリウムを見に行ってきました。

最後に見たのはいつだったか、とにかく久しぶりのことで期待に胸膨らませて行ったのですが、見終わって思ったことは「そうそう、プラネタリウムってこんな感じだったな。でも…そこまで騒ぐほどのことじゃないような。」

というのも、幼稚園の遠足で初めて足を運んでから、名古屋市科学館に何度行ったか分かりません。小学6年生の時は友人と天文クラブにも入会して、指定された日曜日に例会と呼ばれる会員向けのプラネタリウムのプログラムにも欠かさず参加していました。ドームの大きさ、映し出される星空の美しさ、学芸員のナマ解説の面白さにどっぷり浸かっていた時期があります。

つまり「科学館ってこういうもの」のデフォルト(初期設定)が、私にとっては名古屋市科学館そのものであり、馴染みがあるからこそ上記のような感想になったのです。

大人になってから、学芸員がナマで解説してくれるプラネタリウムは全国的に珍しいことを知りました。当たり前のように享受していたけれど名古屋のこどもはとても恵まれている(いた)のだな、と気づくと、全国各地からわざわざプラネタリウムを見に来る方が多いのもうなずけます。

そうして新しいプラネタリウムの内容を振り返ってみると、こどもの頃の記憶に負けていなかったな、と思えてきました。

時間が経てば経つほど、楽しかった思い出は美化され、理想化されます。以前と同じように事業を展開しているだけでは不十分で、常に上を目指していないと、来館者から「前の方が面白かった」とガッカリされてしまいます。記憶に負けないクオリティを保つことは並大抵のことではないのです。月日とともに働いている人も変わる/換わる訳ですから、なおさらですね。

扱うテーマは違っていても、見習うべき活動をしている博物館施設が近くにあるのはとても有難いことです。年頭にいい刺激をもらったな、と思いました。

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