ポジション展 アーティスト紹介~山田純嗣

ポジション展入り口のところに、小さな白いオブジェが沢山置かれています。これは、山田純嗣さんの作品です。


《NIRVANA》2002-12

とてもファンタジックな真っ白な世界ですが、これは、「涅槃」を表しているそうです。仏様がその下で亡くなったとされる沙羅双樹が真ん中あたりに見えています。その下には骸骨みたいなオブジェが!「涅槃」ではありますが、象徴的に、そして現代的に表現されています。

続いて、中の展示室に入っていくと、そこには、銀色の世界があります。

ミラーフィルムを壁に貼り、そこに山田さんの写真とエッチングを併せた作品が沢山掛けられています。その背景の部分には、透明の素材で絵が描かれています。山田さんが展示期間一週間をかけて、丹念に描きました。

このめくるめくような世界は、「浄土」を表しているそうです。

正面の壁にはボッシュの《快楽の園》をもとにした大きな作品が掛けられています。


《(11-6)GARDEN OF EARTHLY DELIGHTS》2010-12

浄土の煌きと快楽の園の欲望に満ちた世界と・・・聖なるものと俗なるものが交錯する世界です。

繊細で優しい山田さんの作品ですが、壮大なテーマが隠されていますね。そして、細かな手仕事の素晴らしさも味わっていただきたい作品群です。

投稿者:akko

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