ポジション展 アーティスト紹介~田島秀彦

田島秀彦さんは、タイルの模様とか、花瓶とか、造花とか、ゼロ戦のビーズとか、家庭用照明器具とか・・・といった、チープでキッチュな素材を使って作品を作っています。田島さんはそれを、「美術未満」の素材と言っていますが、それらが、彼の手にかかると、不思議に魅力的な作品へと変貌します。

タイルの模様を丹念に描いた作品です。作品の内部には光が仕込まれており、その光が小さな穴からちらちらと漏れています。とてもロマンチックな雰囲気ですが、この感じは、残念ながら、写真ではお伝えできないですね。ぜひ、実物を見てください。


《Falls》2012

展示室内の吹き抜けの空間には、家庭用の照明器具を使ってこんな作品も展示されています。光が点滅し、ゼロ戦のビーズがキラキラと光り、なんだか現実離れした世界です。

この作品には、「滝」のイメージもあるそうです。下に置いてある白い造花は、水しぶきのイメージでもあるとのこと。作品を通じて、いろいろなイメージが広がります。

田島さんの作品は、身近なものを素材としているのに、なぜか遠くの世界を思わせます。今いる場所から遠く離れた世界に連れて行かれるようです。アーティストの発想の豊かさ、そして何よりも作品の美しさを堪能できます。

投稿者:akko

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