枯葉とランド・アート?

枯葉の舞い散る季節となりました。枯葉といえば、誰もが思い浮かべるのがシャンソンの名曲「枯葉」です。ビル・エヴァンスをはじめとするジャズのアレンジでも有名なこの名曲。作曲者をご存知でしょうか? 作曲者はジョゼフ・コズマ。ハンガリー出身の音楽家です。シャンソンを代表する、このパリのエスプリと哀愁に充ちた音楽が、異邦人の手になるものと聞いて意外な感に打たれる方も少なくないでしょう。ユダヤ人のコズマは、ナチスの迫害を逃れて1933年にパリに移住。その後はジャン・ルノワール監督の「大いなる幻影」やマルセル・カルネ監督の「天井桟敷の人々」など、映画史に残る名作の数々の音楽を手がけています。美術と音楽の違いはあれ、コズマもまたエコール・ド・パリの一人なのです。

さて、その「枯葉」を見事にアレンジしたエヴァ・キャシディのライヴ録音の歌声を聴きながら歩いていると、白川公園で不思議なものを見つけました。
図1

枯葉で埋め尽くされた地面が、そこだけ模様のようになっています。少し位置を変えて見ると、その模様がさらにはっきりします。
図2
図3

風に吹かれて自然にできた? わけはないですね。 誰か遊び心の豊かな人が、枯葉を素材に即興でアート作品を作り上げたのでしょう。当館にも、イギリスの作家アンディ・ゴールズワージーが、枯葉や流木で作った作品を記録した写真が収蔵されていますが、この無名の作家のランド・アート作品?をご紹介したく、アップさせていただきました。

コメントは受け付けていません。