美術館、ただいま準備中(第5回)「足場の解体はじまる」

すでにお伝えしたように、美術館は年明け1月5日の開館を目指して準備中です。外壁の補修工事が続いていましたが、好天にも恵まれ作業は順調に進み、完了した部分から足場の解体が始まっています。
図1

ポールの一本一本を人力で下していきます。
図2

建物西側の部分はほぼ解体が終了しています。
図3

遠目で見てもタイル壁が美しい輝きを取り戻しており、32年前の開館当時を思い起こさせます。年明けに皆さまをお迎えする準備が着々と進んでいます。

さて、美術館のある白川公園の周囲の木々もすっかり色づき、晩秋の趣を深くしていますが、紅葉を見るたびに思い出すのが15年前に訪れたプリンストン大学の付属美術館です。
図4

アメリカでは付属の美術館を持つ大学が少なくありませんが、プリンストンの美術館は中でも有数のコレクションを誇っています。当館も1994年に開催した「モネ展」の際に、素晴らしい睡蓮の作品をお借りしています。
図5
クロード・モネ 《睡蓮の池と日本の橋》 1899年 プリンストン大学美術館

15年前の訪問は同館が所蔵するモディリアーニの出品交渉を行ったのですが、残念ながら不首尾に終わりました。今でも紅葉の季節になると、ニュージャージーの美しい晩秋の景色と、モディリアーニの苦い思い出がよみがえります。
図6

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