美術館、ただいま準備中(第3回)「地下ロビーの作品大移動」

暑い夏の日、名古屋市美術館の地下ロビーでは作品の大移動が行われました。この秋から冬にかけて、ロビーの天井の耐震工事を行うことになっており、天井まで届く足場を組まなくてはなりません。それに先駆けて、ロビーにある3点の作品を安全な場所まで移動することになりました。

この日は美術品専門の作業員さん6名に加え、修復家の方やカメラマン、それに当館の学芸員が総出で作業にあたりました。

最初に移動したのは、レッド・グルームスの《ウールワース・ビルディング》です。

この作品の移動にあたっては、移動のし易さのため、そして移動先の天井に作品がつかえないように、作品のいくつかの部分を取り外す必要がありました。回転扉の部分を取り外し、作品上部も取り外し、人力で安全な場所まで移動しました。

ロビーの真ん中に立っていたボロフスキーの《ハンマリングマン》も、このとおり。倒して別の場所に移動します。

図1

天井近くを飛んでいたボロフスキーの《フライングマン》も、地上に降りてきました。こんな顔していたんですね。埃を払ってもらっています。

図2

3点の作品移動が終わったロビーはがらんとしてしまいました。

天井の耐震工事が終わったら、また3点の作品を元の位置に戻します。そして、美術館全体の工事が終われば、いよいよ皆様に展示をご覧いただけます。今しばらく、お待ちいただければ幸いです。

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