今年の夏!

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 賴志盛《Border_Lyon》 第13回リヨンビエンナーレ、リヨン現代美術館 2015 Courtesy of LAI Chih-Sheng and ESLITE GALLERY

 

3年ぶりに、また、あいちトリエンナーレが開催される夏が近づいてきました。トリエンナーレも今回でいよいよ3回目を数えます。

あいちトリエンナーレ公式Webサイト http://aichitriennale.jp/

 

今回も、名古屋市美術館は会場の一つになります。つい先日、あいちトリエンナーレの事務局の方々が名古屋市美術館にいらっしゃって、こちらの会場ではどのような作家、作品が展示されるのかということとディスプレイや展示作業についての打ち合わせがありました。第2回目の前回は、空飛ぶ茶室など、大掛かりな工事が必要となる野外作品があったり、出入り口に美術館南側の非常口が使われたり、通常の状態とは大きく違った使い方で、当館をよくご存知のお客様を驚かせたことと思いますが、今回はそれと比べると、オーソドックスな美術館の使い方になりそうです。しかしながら、テーマに合わせて選ばれた、世界各地で活躍しているアーチストの魅力的な作品が名古屋市美術館の空間でどんな風に見えるのか、とても楽しみです。

 

トリエンナーレの期間中は、企画展示室1・2と常設展示室3が、あいちトリエンナーレの会場となりますが、名古屋市美術館の常設展は、通常通りオープンしています。これまでのトリエンナーレでは、この地域にお住まいのお客様に加え、県外あるいは、海外のお客様もずいぶんたくさんお越しいただいているようでした。ここは、普段名古屋になかなかいらっしゃることがないお客様に名古屋市美術館をアピールするチャンスでもあります。せっかくの機会なので、トリエンナーレのお客さんにもぜひ名古屋市美術館の常設展を見て頂きたいと思い、トリエンナーレのテーマに合わせて、目下、名品コレクション展IIを準備しているところです。

 

今回のトリエンナーレのテーマは「虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅」。キャラヴァンサライというのは、ペルシア語で旅の宿を意味するそうです。それに合わせて、名古屋市美術館の常設展は、「旅」ということをテーマにしました。「エコール・ド・パリ」は、今年度は一年を通してシャガールの版画を紹介しているので、「旅」のテーマではありませんが、ほかの3つはそれぞれ「旅」をテーマに組んでいます。

 

「エグザイル:自由への旅-《流氓ユダヤ》と《北満のエミグラント》」では、昨年俳優の唐沢寿明が主演した映画で話題となったリトアニアの外交官杉原千畝のヴィザで日本にわたってきたユダヤ人を写した作品など、芸術写真でありながら歴史のドキュメントとしても貴重な写真を紹介します。

 

また、「メキシコへの旅」では、メキシコに旅をした写真家たちがメキシコで撮影した写真を紹介します。メキシコの人々や風景を旅行者の視線がどのように捉えたのでしょうか。また、今回、新収蔵品の写真作品もご紹介いたします。

 

「時間の旅」では、日々当たり前に過ぎていく時間について考察するような作品を紹介します。宮島達男作品《Opposite Circle》も3年ぶりに展示します。

 

みなさま、この夏、トリエンナーレとともに、名古屋市美術館の常設展もぜひ、お楽しみください!

  

hina

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