若林奮展 準備中のひとコマ

418日(土)から始まる2015年度最初の特別展「若林奮 飛葉と振動」。

今回は展示作業の様子をお送りします。

ドローイング作品もあるのですが、重量のある金属を用いた作品も多いため、

とにかく地道にコツコツ(NHKの新しい朝ドラ『まれ』みたいですね)、

安全第一で展示作業を行っています。

 

先日は、若林展のチラシ裏面でも紹介している作品

《大気中の緑色に属するものⅠ》(1982年、愛知県美術館蔵)の展示を行いました。

*本作品は名古屋会場のみ展示されます。

 多くの部材を配置するだけでなく、素材に鉛を使っているため、取り扱いに細やかな配慮が必要です。

愛知県美術館の深山孝彰学芸員にお越しいただき、要所や注意点などの指示を仰ぎながらの作業となりました。

 

まずは基盤となる鉛の板を床に敷きつめます。

写真1

 

写真だときれいに並んでいるように見えますが、鉛は非常に柔らかく

ハンドリング(持ち運び)の間に簡単に延びたり曲がったりしてしまいます。

波打っている箇所をならし、板の端と端が揃うよう調整します。

やむを得ず上に乗って作業をするときは、鉛を傷つけないよう靴を脱ぎます。

写真2

 

次に、部材を置く位置をマーキングし、その周囲に養生用のシートを敷きます。

必要以上に作品を踏まないようにする配慮です。

写真3

 

重い部材は下の鉛板を傷つけやすいだけでなく、

ちょっとした場所移動も簡単ではありません。

一度でビシッと決めるため、慎重に位置を確認しながら、

油圧ジャッキを使って、少しずつ下ろしていきます。

写真4

 

配置後の部材は、垂直や水平、角度も細かくチェックします。

「こんな角度だったっけな…??」

写真5

 

一人でも運べる小さな部材は、深山学芸員みずから設置。

作家が行った展示の写真で細かな点を確認しながら配置をしていきます。

写真6

 

さて、結果はいかに…?!

どうぞ皆さんの目で展示を確かめてください。

ご来場お待ちいたしております。

 

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