あいちトリエンナーレ開幕!

あいちトリエンナーレが開幕しました!

名古屋市美術館は、普段とは少し違う空間に生まれ変わっています。

まず、入り口がいつもの正面玄関ではなく、南側にまわっていただいて、庭の方から入るようになっています。これだけでも、なんだかわくわくします。

1階の展示室に入ると、アルフレッド・ジャーさんの作品が出迎えます。
まず、前方の暗闇に、インスタレーションが見えてきます。近付いてみると、チョークです!色とりどりのチョークがアクリルボックスに入っています。ライトで照らし出されたチョークはなんともいえない美しさです。その左右の展示室を見ると、12枚の黒板があります。石巻の被災地から持ってきた黒板は、生徒たちの日常を思わせます。黒板には「生ましめんかな」の文字が浮かび上がります。

ジャー

さらに進むと韓国の女性作家イ・ブルさんの作品が吊ってあります。建築からインスピレーションを受けたという作品はキラキラと光っています。天窓からの光も受けて、明るい印象の作品です。

次に、螺旋階段を登って2階に出ると、そこは、1階とはがらりと違う白と色とりどりのパステルカラーの世界。杉戸洋さんの作品です。外は灼熱の暑さですが、杉戸さんの空間には涼しい風が吹いているようです。心地よい気持ちになる空間です。

杉戸

杉戸さんの展示の奥にあるのは、ワリッド・ラードさんの写真作品です。ベイルートに住んでいた彼が15歳の時にイスラエル軍の侵攻を撮影し、その古いフィルムを20年後に現像して作品にしたものだそうです。

2階の展示を観終わったら、普段は非常口としているドアを開けて、外に出ます。そして、裏手の庭に降ります。庭にはさまざまな彫刻がありますのでそれを楽しみながら、今度は、藤森照信さんの「空飛ぶ泥舟」のところへ。この舟に乗るには、予約が必要です。午前9:30から泥舟の下で予約券を配布していますので、展覧会のチケットを提示して予約券をゲットしてください。泥舟はお茶室ですので、中には釜を置く炉もあります。梯子を登るのは少し怖いのですが、中に入るととても気持ち良い体験ができます。

さて、美術館正面の方に再びまわってくると、すり鉢状の庭、サンクンガーデンがあります。そこには、鉄を使った彫刻を作る青木野枝さんの作品があります。表情豊かな作品をお楽しみください。

青木野枝

そして、美術館の前には横山裕一さんが車体に絵を描いたプリウスが停まっています。前回のトリエンナーレでは草間弥生さんのプリウスが登場しましたが、今回は、これです。

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最後にもうひとつ作品をご紹介。ブーンスィ・タントロンシンさんのビデオ作品です。ちょっとアイロニカルでユーモラスな作品です。

今回の名古屋市美術館の展示は、建築家の青木淳さんが基本的な構成を考えてくださったものです。黒川紀章さんの設計したこの建物を生かすべく、建築の二つの軸線を強調して青いワイヤーと赤いワイヤーを張りました。

普段とは違う名古屋市美術館は新鮮な驚きに満ちています。ぜひ、体験しにいらしてください!

投稿者:akko

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