月別アーカイブ: 2020年7月

不定期連載企画「美術館、ただいま準備中」 第1回 <梱包された美術館!?>

や、や、や! 名古屋市美術館が布で覆われている!
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南側に回ると、こちらもやはり布が!
Re図2
これはひょっとして世界中の建築物を布で包み込む作家クリストの新しい梱包作品か? しかし、クリストは今年5月に亡くなったはず? となると、パリの凱旋門と同じく、生前の計画を追悼記念としていち早く実現したのか… なわけないですね。正面に回ってみましょう。

Re図3
アプローチ・グリッドの部分がパイプで覆われています。もう少し近づいてみましょう。

Re図4
パイプを組み合わせて足場が組まれています。まだ足場は完成しておらず、組み立ての最中ですが、これが完成すると、他の部分と同様布で覆われ、建物全体がほぼ梱包された状態となります。これは外壁工事の足場とするためのものですが、布で覆った芸術作品だ!と言い張れないこともないような気がします。いや無理か。

名古屋市美術館は3月2日からずっと休館させていただいておりますが、外壁をはじめ、何か所かの大規模工事が進行中です。美術館も開館から32年を経て、あちらこちらに手を入れる必要が出てきました。外壁はご覧のように大部分がタイル貼りで、亀裂が入った部分も一部見えます。
Re図5   Re図6
万が一にもこのタイルが落下してお客様に当たったりしたら一大事。全てのタイルを点検して、傷んだ部分は修復や取り替えを行います。作業終了までは、まだかなりの時間を要しますので、なにとぞご理解をお願いします。

さて、足場があるということは、そこまで登れるということ。今日も作業員の方が地上15メートルで奮闘中ですが、あの高さからの眺めはさぞかし絶景でしょう。
Re図7
次回は、足場の一番上からの、誰も見たことがない風景をお届けしたいと思います。

不定期連載企画「美術館、ただいま準備中」を始めます

名古屋市美術館は、今年度当初以降、新型コロナウイルス感染拡大対策及び、改修工事を前倒して実施しているため休館しています。
工事は今後数か月間続くため、当初予定していた展示をご覧いただけない状況が続きます。そのため、工事休館中の名古屋市美術館の状況などをお知らせする一環として、当ブログにおいて不定期連載企画「美術館、ただいま準備中」を開始することにしました。
工事中だからこそ現れる、普段とは違った美術館の光景などもお届けしてまいりますので、ご覧いただければと存じます。