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美術をたのしむプログラム「びじゅつかんは玉手箱(11/23)」実施報告

名古屋市美術館では、主に小中学生(とその保護者)を対象とした「美術をたのしむプログラム」を年3~4回実施しています。ただ何となく見るだけではなく、さまざまな方法で作品にアプローチすることで、美術や美術館に親しみをもっていただくことがねらいです。

先日11月23日(土祝)には「びじゅつかんは玉手箱」を実施しました。
ふだん気に留めることの少ない屋外彫刻を白川公園の中で探し歩き、じっくり観察して、参加者同士が話し合いながらその面白さを発見、共有していくプログラムです。

今回参加されたのは8組18名のご家族。学芸員からの簡単な説明の後、参加者は4つに分かれ、グループごとに協力し合って作品を探しました。グループによって鑑賞する作品は少しずつ異なります。(写真1)20191123_玉手箱03

一緒に行動するボランティアスタッフは、作品の説明をするのではなく、2つのヒントを出します。まずは作品を探すためのヒント、お目当ての作品にたどり着いてからは、作品の良さや面白さを考えるためのヒント。
作品を色々な方向から観察し、色や材質、大きさ、形から各自が考えたことを話し合ううちに、異なる見方がたくさん出てきます。参加者は他の人の考え方に驚いたり、作品を何度も見直したりするうちに、どんどん発想が豊かになり、自然と他の屋外彫刻にも興味が湧いたようです。(写真2)20191123_玉手箱04

1時間ほどの散策の後、再度地階のキッズコーナーへ集まり、最も印象に残った作品について、グループでどんなことを話し合ったか、自分が気づいたことや不思議に思ったことを一人ひとり付せんに書いてもらいました。(写真3)20191123_玉手箱05
「絵も描いていい?」「1枚じゃ書ききれないんだけど」と鉛筆を走らせる手はなかなか止まらず、その後の意見共有の時間も、積極的に手を挙げて発言する姿が見られました。
大人もこどもも関係なく「みること」を楽しんでいただけたことが伝わってきて、スタッフも嬉しかったです。
最後は散策に用いた地図と「名古屋市美術館 周辺の彫刻」リーフレットをファイルに挟んで終了、解散としました。

「名古屋市美術館 周辺の彫刻」リーフレットは、美術館1階の総合案内や、常設展示室入口などでもお渡ししています。ご興味のある方はぜひ公園の散策がてら、屋外彫刻がどこにあるか探しながら楽しんでみてください。(3)