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名古屋市美術館開館30周年記念特別展「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」開会式

2月7日、名古屋市美術館開館30周年記念特別展「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」の開会式及び内覧会が行われました。

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開会式には、主催者の名古屋市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会及び中京テレビ放送の関係者をはじめ、展覧会開催にあたってクーリエとして協力をいただきましたヴィトラ・デザイン・ミュージアムのベルンハルト・ニッケル様にご臨席いただきました。

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当日は、木枯らしの吹く寒い日となりましたが、大変多くの方にご来場いただき、内覧会も賑わいました。

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アルヴァ・アアルトは、北欧・フィンランドが生んだ建築家であり、木やレンガなどの素材を生かし、周囲の自然環境との調和を図る建築で知られています。

彼は建築のみならず、デザイナーとしての手腕も発揮しており、この展覧会では、模型や図面のほか、ドアの取っ手や家具、照明、ガラス器までデザインしたアアルトの温かみある作品を紹介しています。

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本展では、アアルトがデザインした椅子などを触ったり、座ったり、記念撮影できるコーナー「ウスタヴァコーナー」を設けましたので、アアルトのデザインの素晴らしさを体感してください。

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また、地元の大学生たちが制作したアアルト設計の図書館の模型も展示しておりますので、こちらも是非ご覧ください。

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本展は、来年2月3日まで開催いたします。是非名古屋市美術館に足をお運びください。

 

帰ってきた「農家の娘」…「クーリエ」の仕事について

当館からランス美術館(フランス)に貸し出していた作品、ハイム・スーチン《農家の娘》の返却輸送が、台風被害によって延期になったというお話を、本年9月にここで書きました。今回は、そのお話の続きをご紹介します。

その後、約1か月遅れで作品は無事に返却され、開館30周年記念「ザ・ベスト・セレクション」展に会期途中から登場。たくさん方々にご覧いただくことができました。展覧会が閉幕し収蔵庫に戻って一息、と思っていたところ、現在開催中の名品コレクション展にも続投。“娘”の活躍は続いております。

さて、ここでお話しするのは、作品輸送にともなう「クーリエ」の仕事についてです。クーリエとは、美術作品の輸送に随行し、作品の梱包や開梱に立会い、作業を監督する役割のことをさします。今回は、海外美術館での展示を終えた作品の状態をチェックし、梱包し、トラックおよび航空機での輸送に随行することが仕事でした。

まず、ランス美術館にて、レジストラー(作品貸出等の担当者)と一緒に作品の状態を確認します。展示が始まったときから、亀裂や剥落など表面の状態に変化がないか、輸送時に破損しそうな危険な部分はないかを入念に確認します。その後、長距離の輸送に耐えられるよう、しっかりと梱包し木箱につめたら、トラックに積み込みます。

輸送に使用するトラックは、美術作品を良い保存状態に保つため、温湿度を一定にキープする空調設備や、移動時の衝撃を和らげるシステムなどが装備されています。基本的には安心・安全なのですが、日本と海外では習慣が異なる場合もあるので、温湿度やセキュリティがどのように管理されているのかを丁寧に確認し、現地スタッフと情報共有しながら作業を進めます。

空港に到着したら、作品は貨物として航空機に搭載する手続きをします。このとき、作品の木箱のそばに水分を多く含んだ品物などが置かれていないかどうかを確認しなければなりません。今回も1点ずつ確認していると、ワインの木箱が発見されたので、避けてもらいました。

慣れない外国語での専門的なやり取りは大変なこともありますが、かえってコミュニケーションをゆっくり、丁寧に行えるという利点もあります。フランスの現地スタッフの皆さんは、貸出側の不安が残らないように配慮しながら作業を進めてくださり、ありがたい限りでした。(haru)

 

作品を壁から慎重に取り外しているところ

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作品の状態チェック

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