月別アーカイブ: 2017年5月

テレビ番組の収録風景

 テレビ愛知で放映される名古屋市の広報番組「こちら!名古屋市ボイメン課」の収録が行われました(放送日時:5月19日(金)20:54~)。

この番組は、名古屋出身の男性アイドルグループ「ボーイズアンドメン」とその研究生が、職員とのやりとりを通じて名古屋市の施設やイベントなどを紹介する内容です。

今回の出演は、ボーイズアンドメン研究生の中原聡太(なかはらそうた)さんと清水天規(しみずたかのり)さんの2人。

 

写真1

スタッフの皆さん含め11人で、当名古屋市美術館に来館されました。

 現在開催されている特別展は「異郷のモダニズム-満洲写真全史―」

満洲といえば、若い世代には高校の歴史の教科書で聞いたことがあるくらいの、もうずいぶん遠い過去のことです。

中原さんと清水さんにとっては、初めての名古屋市美術館、初めての満洲。どんな反応をされるのかも興味深いところでした。

写真2

建物前での撮影を済ませ、さっそく展示室へ。「うわぁ、すげぇ!」足を踏み入れて目にした壁一面の資料に圧倒された様子の2人。

撮影の合間にも、たくさん並んだ写真をしげしげと眺めては、時々2人でお話ししていました。

 今回の特別展の企画担当は、50代半ばの男性学芸員 竹葉。まだ20代に届かない中原さん・清水さんと絡むとどういう雰囲気になるのか?これも気になるところでしたが、撮影が始まってみると先生と生徒のような意外にしっくりした感じが醸し出されていました。番組をご覧になる若い方たちは、きっとこの2人と同じ目線で学芸員の解説を受け止めていただけると思います。

写真3

中原さんと清水さんの出演シーンの撮影が無事に終わり、2人は美術館を後にされました。満洲での写真表現の変遷を題材にしたこの展覧会が華やぎに包まれたひととき。展示された作品に写るたくさんの人たちは、どんな思いでこの光景を眺めていたのか、ふと思いを馳せてしまいます。

 次は、出演者のいない場面(インサート)の撮影です。

ディレクターさんが番組で紹介したい作品について、熱心に学芸員の説明を受けて候補を絞り、カメラを向ける角度や照明などを細かに調整して撮影していました。映し出された作品たちがこの展覧会を饒舌に物語ってくる、そんな映像が次々と生まれていきます。

 こうして、4時間以上にも及ぶ撮影がすべて終了!

 番組の放送時間はとても短いものですが、その数分の番組が出来上がるまでにはたくさんの方が関わり、こんなに丁寧に時間をかけているのですね。

ボーイズアンドメン研究生の中原さんと清水さん、それにスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 放映は5月19日金曜日の20:54からの予定です。

 皆さんぜひご覧いただいて、まずは遠い過去の「満洲」を、少し身近に感じてください。

そして、名古屋市美術館で開催中の特別展「異郷のモダニズム-満洲写真全史-」(6/25まで)に、どうぞお越しください!

ランス美術館

4月1日より新年度が始まりました。今年度、名古屋市美術館は4本の特別展を予定しています。

http://www.art-museum.city.nagoya.jp/exhibitions/temporary_ex

今回のブログは、10月に始まる「ランス美術館展」に関連したお話です。

ランス美術館外観

ランス美術館と名古屋市美術館は、2013年に「友好提携に関する覚書」に調印しました。昨年の「藤田嗣治展」も、実はこの相互交流事業の一環として実施されたものでした。戦後、日本を脱してフランスに戻った藤田嗣治は、1959年にパリから北東に約130km離れたランス市のノートル・ダム大聖堂でカトリックの洗礼を受けました。1966年には、同市内に「平和の聖母礼拝堂」(通称シャペル・フジタ=写真)を建立し、内部の壁画やステンドグラスのデザインを手がけました。藤田の遺体はこの礼拝堂の地下に埋葬されており、君代夫人もここに眠っています。こうしたご縁から、あわせて2300点以上の藤田の作品や資料がランス市に寄贈され、今やランス美術館は藤田の研究や個展の開催において欠かせない機関となりました。先の「藤田嗣治展」では47点の作品をランス美術館より借用し、初日にはカトリーヌ・デュロ ランス美術館長による講演を行いました。

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© Christian Devleeschauwer

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© Christian Devleeschauwer

そしてこの秋には、いよいよランス美術館のコレクションの中から選りすぐった名品を名古屋でご覧いただけることになります。現在のランス美術館の建物は中世の修道院を改築したもので、191310月に開館しました。細長い回廊のような展示室が特徴です(写真)。コレクションは16世紀から21世紀まで幅広い時代を網羅しており、中でも17世紀から19世紀のフランス絵画が充実しています。とりわけ19世紀のフランスを代表する風景画家、カミーユ・コローの作品は29点を所有しており、これはルーブル美術館に次ぐ重要なコレクションとなっています。

「ランス美術館展」ではコローはもちろん、ダヴィッドやドラクロワ、ミレー、クールベなど、フランス絵画史を語る上で外すことのできない重要作家たちの作品をご覧いただけます。「藤田嗣治展」でも未公開だった藤田の作品約20点、さらに現在、国立西洋美術館で個展が開催され、その価値が見直されているテオドール・シャセリオーの作品2点にもご期待ください。現在「ランス美術館展」と「シャガール展」の開催予告ちらしが配布されています。6月25日(日)まで開催中の「異郷のモダニズム―満州写真全史―」でご来館の際には、どうぞお手に取ってご覧ください。reims A4f

投稿者:nori