月別アーカイブ: 2015年5月

びじゅつびっくりたまてばこ「イチおし!」開催

 523日(土)、美術を楽しむプログラム『じゅつ  びっくり  まてばこ』1回目として「イチおし!」を開催しました。

昨年度まで『キッズの日』と呼んでいたものを、内容も含め、リニューアルしました。

少し名前が長いので、スタッフの間では縮めて『びびった』なんて呼んでいます。

 

さて、今回は小学1年生から5年生までの24人が集まってくれました。

この日の「イチおし!」作品は、フランク・ステラの《説教》。

いつも常設展の壁にかかっていて、たくさんのパーツで構成されているカラフルな立体作品です。

今回は特にパーツの形と彩色に注目し、作品の前で

パーツの形の不思議さや、色のつけ方について参加者と話し合いました。

写真1

「何をヒントに、ステラさんは不思議な形を作っているんだと思う?」

写真2

「色のつけ方で何か気づいたことがある人?」

1つの形に1つの色じゃなくて、いろんな色と模様がついてるよ!」

 

作品鑑賞の後はキッズコーナーへ移動し、作家になったつもりで

《説教》のパーツを作ることに挑戦しました。

写真3

 

直定規、雲形定規などを使って、たくさんの種類の線を画用紙に引きます。

線が重なっても構いません。

ワイワイとにぎやかだったのが、いつの間にか静かになって

みんなが作業に熱中しているのが分かります。

写真4

 

たくさんの線の重なりによって囲まれた形の中から、不思議な形を見つけ出し、

クーピーペンシル、クレヨン、ポスカなどで色をつけていきます。

写真5

 

色のつけ方も人それぞれです。

「ミロが好きなの!」と言って、隣り合う形には色をつけない参加者も。

写真6

 

最後は、それぞれが描いた作品を全員で鑑賞。

同じ道具を貸しあいっこしながら描いたのに、出来上がった作品が全然ちがうので

参加者は驚いたり、お互いの作品の良いところを伝え合ったりしていました。

写真7

 

みんなが笑顔で楽しんでいる様子を見て、スタッフも嬉しかったです。

次回の『びじゅつ びっくり たまてばこ』は9月19日(土)・20日(日)の2日間。

「イチおし!おとなもいっしょ」ということで、どなたでもご参加いただけます。

参加方法や定員など、詳しくは当館ホームページでご確認ください。

 

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「若林奮飛葉と振動」展-2

特別展「若林奮飛葉と振動」展(会期: 418[]524[])が始まりました。ゴールデンウィークも始まり、春本番、どころか夏のような陽気の日もあるこの頃です。4月の雨が嘘のよう。でも九州は記録的な大雨でした。天候はいったいどうなっているのでしよう。

 

若林展に関係して、前に水仙の芽吹きについてご紹介しました。今回は、ユリノキを取り上げます。

 

みなさん、ユリノキをご存知ですか。東山植物園にはユリノキがあるようなのですが、私には名古屋でユリノキを見た記憶がありません。

 

若林の作品には植物が良く出てきます。キリ、ケヤキ、クルミ、ホウ、トチ。このあたりまでなら名前くらいは知っている方が大半だと思います。ミズキ、ユリノキで少々雲行きが怪しくなり始めるかもしれません。

 

今回の出品作品には、ユリノキの葉を銅板や鉛板を切り抜いて形作ったものが含まれています。キリ、ホウ、トチのものもありますが、元々の葉の形を知らないと比べようもありません。

 

ユリノキは、学名Liriodendron tulipiferaで、モクレン科のユリノキ属の落葉高木です。「tulipifera」は「チューリップのような花をつける」という意味。

 

Webで画像を探してみました。

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 花は56月頃に咲きますが、大きな木では茂った葉に隠れて見えにくいようです。葉は秋に黄色く紅葉します。

 

北アメリカ中部原産。日本には明治時代の初めに持ち込まれました。

 

ユリノキを間近に見られる場所を最後にご紹介しましょう。私も実はここで初めてユリノキを意識しました。

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東京国立博物館です。ユリノキは本館の前にあって、東博のシンボルツリーとなっています。歴史好き、美術好きの方には、良く知られていることかもしれませんが、ご存知でなかった方は東博に行かれたときにご覧になってください。

 

投稿者: み。