月別アーカイブ: 2012年6月

ポジション展 アーティスト紹介~佐藤貢

ポジション展2階展示室の出口のあたりに、佐藤貢さんのコーナーがあります。

さて、これらの作品、何を使って作られているでしょうか?

実は、佐藤さんは、捨てられたものを使って作品を作るのです。
佐藤さんは、「この世には偶然はなく、全てが必然だ。」と言っています。つまり、佐藤さんが見つけた作品の材料は、全て、何らかの縁、もしくは運命によって、佐藤さんのもとに辿り着いたもの、ということになるのです。
そういう風に世の中を見ると、私たちの中の何かが、少し変わるような気がしますね。

作品は、とても繊細で、美しく、「捨てられたもの」がこんな風に再生し、新しい命を得るんだ、ということに感動してしまいます。

そして、作品が掛けられている壁に映った「影」にもご注目ください。
影がこんなに美しいなんて・・・と、新たな発見です。

展示室の一角には、音楽の部屋もあります。

佐藤さん自身が作った音が不思議な振動を孕みながら鳴っています。音楽は次々と変化してゆき、時には無音のことも・・・。来た人がどんな音楽に出会うのか、それも、「必然」の導きによるものなのかもしれません。

佐藤さんは、長いこといろいろな場所を放浪して、いろいろな体験をされました。その、これまでの人生が、作品の中に滲み出ているようです。ぜひ、佐藤さんの作り出す世界を体感してみてください。

投稿者:akko

シャーン展ラストスパート

岡山県立美術館で開催していた「ベン・シャーン」展が5月20(日)に終了し、6月3日(日)から最終会場の福島県立美術館の展覧会がはじまりました。

海外からの借用作品は岡山までの出品。返却作業も終わり、ほっとしたのも束の間、もう福島の会期が折り返しを迎えてしまいました。

福島では、海外作品がなくても展覧会を楽しんでいただけるよう、展示に工夫を凝らし、毎週催事を実施しています。料金も、当初の予定から値下げされています。

ひとりでも多くの皆さまにシャーン展を見ていただきたい、福島で暮らす方々にシャーンとともに寄り添いたい、そんなあつい思いが伝わってくる福島の奮闘ぶりです。(詳しくは、福島県美のホームページをご覧になってください。)

開催各館が協力して運営している展覧会サイトもブログを中心に更新をつづけています。福島終了後もしばらく更新をつづける予定です。耳寄り刮目の話題がアップされているかもしれませんので、関心のある方はご覧になってください。

投稿者:み。

パリ便り

出張でひさしぶりにパリに行ってきました。6月だというのに、小雨の降るパリは肌寒く、街行く人の中にはコートを着ている人も珍しくありません。地元の人に聞くと、こんな6月は記憶に無い、ということで、いずこも同じ異常気象のようです。

パリといえばルーヴル。というわけで数年ぶりに訪れると、相変わらず大勢の観光客でごった返していますが、なにやら見慣れぬものが目に飛び込んできました。ナポレオンを描いたダヴィッドの超大作の前に柵が見えます。


ルーヴル美術館、グランド・ギャラリー

よくよく見ると、19世紀フランス美術の大作を並べたルーヴルのハイライトともいえるこのグランド・ギャラリーの至るところに柵が置かれていました。


いつの間にか柵が

以前はこんなもの無かったのになあ、と思いつつ、管理する側に立てばそれもまた止む無しかと、時代の移ろいを感じつつ部屋を後にしました。

帰国する直前、思い立ってペール・ラシェーズ墓地へ。ここを訪れるのは20年ぶりぐらいでしょうか。先年開催した「モディリアーニ展」のお礼にと、イタリアの画家が眠る場所を探したのですが、何せ40ヘクタール以上もある広大な敷地。15分ほど歩き回ってようやく探し当てました。


モディリアーニのお墓

しかし、なんだか長い間手入れがされていないようで、墓石は薄汚れた感じ。モディリアーニと妻エビュテルヌの墓碑銘のあたりだけが手荒く拭き取られていて、一層侘しさを募らせます。

悲しい気分で墓地の出口を目指していると、ばったりとローランサンのお墓に出会いました。


ローランサンのお墓

こちらはエレガントな画家の作風にぴったりの、シンプルながらお洒落なデザインの墓石でした。

と、ふと隣に目をやると、いかにも斬新なデザインのお墓が。


隣のお墓

墓石の上に十字架をあしらったデザインは頻繁に目にするのですが、ここでは植物が十字架を形作っています。よくよく見れば、墓石そのものも、荒く削り取っただけで、仕上げがされておらず、今風に言えばとてもエコロジカルな印象を与える、それでいて強いこだわりを感じさせるお墓でした。

投稿者:F

ポジション展 アーティスト紹介~川見俊

今回は、川見俊さんの登場です。

川見さんは、6年ぐらい前から、《地方の家》シリーズを手がけられています。

「地方の家」とはいったい・・・?

川見さん曰く、

「地方の家は、たまたま見つけた木造のペンキで塗られたカラフルな民家を、木のパネルにペンキに描いたもの」だそうです。


《地方の家19》 2006 ペンキ・パネル

今回の展示では、《地方の家》シリーズの絵画作品だけではなく、「地方の家」を発見した時に撮影した写真と、その時の発見記録も展示しています。こうすることで、川見さんが発見した「地方の家」の考え方そのものを見せる展示になっています。

お客さんから、「地方の家」に関する質問がありました。

質問:「地方の家」は私だと見落としてしまいそうなのですが、川見さんはどういうところに目がいったのですか?また、写真をそのまま描いているとおっしゃっていますが、絵のほうが、色鮮やかで印象的に見えます。

川見さん:ペンキでちょっとでも塗られた家があると、すぐに目がいってしまいます。色数が多いほど、いいなあ、絵にしやすいなと思います。確かに、写真をただ写すだけというより、発見した時の印象に近づけるように描いているかもしれません。でも、今回は地方の家のコンセプトを見せようと思い、なるべく、写真に近い絵を選びました。

川見さんが描く「地方の家」は、私もどこかで見たことがあるような風景のように感じます。でも、川見さんの作品を知るまで、私自身も「地方の家」の存在に気づいていませんでした。見慣れている風景や日常の中にあるものの、ちょっとしたおもしろい側面を見つけて見せてくれる、それが、川見さんの作品のおもしろさだと思います。

さて、これは何でしょうか?


《FACE》 2012 写真

はい、そうです!観光スポットによくある、「顔はめ看板」ですね!顔をはめないで、そのまま撮影されたそうです。顔をはめないで撮影すると、穴から見える背景が写り込んで、不思議な感じがしますが、なんともいえない哀愁を感じます。

今回の展示では、彫刻作品も展示しています。

右から
《キックボード&インラインスケート》、《人・人×犬・犬》、《A型看板男》、《仮眠の体勢》

彫刻作品は、実際に見た風景を元に作っていらっしゃるそうです。ギャラリートークでは、それぞれの風景を見たときのお話をしてくださいました。

《キックボード&インラインスケート》
「インラインスケートを片足につけて、キックボードに乗っている少年をたまたま見てしまったことがきっかけで制作しました。」

《人・人×犬・犬》
「犬が掛け算みたいに連れられている光景にびっくりして、それを作りました。」

《A型看板男》
「閉店後のガソリンスタンドで、1リットル何円の看板を片付けている人を目撃した時の状況です。」

《仮眠の体勢》
「これは、バイト先の休憩中の自分です。」

不思議なことに、川見さんの作品を見ていると、日々の生活の中にこんなおもしろいことがあるのかと驚かされます。川見さんが感じていらっしゃる、ご自身の生活や生きてきた場所への愛情が、作品のきっかけになっているのでしょう。見ている私自身も、自分が日々生きているところがなんだか愛おしくなってきます。

そして、今回の展覧会のための新作!大作です!


《地方のグラス》 2012 グラス、カートン、パレット

えっ、これが作品!?と思われる方もいらっしゃるかもしれないですね。

このダンボールの中身は、今回の展覧会のために石塚硝子株式会社の協賛で、アデリアグラスで作って頂いたものです。川見さんの作品がプリントされた、オリジナルグラスです。デザインも川見さんが手がけられました。《地方の家》がプリントされた《地方のグラス》です!


《地方のグラス》 2012 グラス

川見さんは、平日ガラス工場でアルバイトをされているそうですが、そこで発見されたことが《Palletize》という作品とパレットに載った《地方のグラス》の作品に結びつきました。


《Palletize》 2012 パネル

これは、工場で、パレットに、どの大きさの箱をどういう形で積んでいくかという組み合わせです。50種類以上あって、実際にバイト先でマニュアルとして使っていらっしゃるそうです。こうやって見ると、幾何学模様のようにも、抽象的で幾何学的なドローイングにも見えますね!

ギャラリートークの後、川見さんのサイン会が開催され、地方のグラスに川見さんがサインをして、訪れてくださったお客さんに無料でプレゼントされました!

この、サイン会&グラスプレゼントは、7月16日午後2時~ 再度開催予定です!みなさま、ぜひお越しくださいませ!

投稿者:hina

ポジション展 アーティスト紹介~坂本夏子

アーティストトークの2番バッターは、坂本夏子さんでした。

坂本さんは、とっても大きな作品を描いていらっしゃいます!

また、近くで見ると本当に丁寧にじっくり描いてあることが分かります。坂本さんは、時間をかけて制作をされるタイプだということで、最新作の《NAGISA》だと、構想を含めて8ヶ月ぐらいかかったそうです。

描かれるプロセスも独特です。まず、画面に下地を作ってから、部分と部分をつなぎ合わせるように描かれるそうです。《Tiles》の作品は、タイルの一つ一つの部分を完成させながら画面空間を埋めていったそうです。


《Tiles》 2006年 油彩・キャンヴァス

四角い画面の中に不思議な空間が広がっています。初めて、自分の絵を描いたと思うことができた作品だそうです。タイルを一つ一つ完成させていく過程で、最初の構想から少しずつずれて、描く前には思いもよらなかったような空間のゆがみが出来上がってきたそうです。人の顔を描くことが、うまくできなかった、そういう時期の作品だともおっしゃっていました。


《Tiles、脱衣》 2007年 油彩・キャンヴァス

この作品では、手前の床の部分が、塗り残しのようにも見えますし、私たちの世界と、絵の中の空間の世界をつなぐ橋渡しをしてくれているように感じます。

坂本さんは、絵を描くときに「絵画でしか成り立たない空間」を目指していらっしゃいます。目で見える世界を再現するのではなくて、私たちがいる現実空間ではない、絵の中でしか成り立たない空間を模索していらっしゃいます。


《Octopus Restaurant》 2010年 油彩・キャンヴァス

描かれている人物が、坂本さんに似ています!でも、坂本さんではないそうです(笑)

この作品を描いた頃は、夢の構造について考えていらっしゃったそうです。夢では、例えば、中学校の時の同級生と大学の同級生が一緒に出てくるなど、現実ではあり得ないことが起こってしまいます。現実とは違う夢の空間を絵であれば、絵の具を通して空間として現実とゆるやかに接続できるのではないかと思って構想されたそうです。


《NAGISA》 2012年 油彩・キャンヴァス

こちらは、最新作です。この作品は、これまで絵画でやってきたことすべてを解体して再び立ち上げていこうという意図を元に描き始められたとのこと。また、ひそかに、影がテーマになっているそうです。私たちがいる世界は、モノや人の実体があって、そこに光が当たって影ができますが、絵の中の世界では、最初に影があって、そこからモノの実体が立ち上がってくるということも起こりえる、そういったコンセプトから構想された作品だそうです。

お客さんからも、興味深い質問が次々に出ました。

お客さん:「最初の構図を追っかけながら、ずれていくということでしたが、感情や感覚にしたがって描かれるのですか?」

坂本さん:「、やはり、最初の構想というか、絵の構図とか構造が大事です。それを追っかけながら、少しずつ、その構想を元にした絵が霧が晴れていくように見えてきて、ゴールに向かうためにまた次の道を見つけていくという感じです。そして、最初の枠から少しずつずれていくということも、私にとっては大切な要素です。」

お客さん:「絵を描くときに、写生したり、実際のものを見て描かれるのですか?」

坂本さん:「そういったことはしません。でも、《NAGISA》を描いた時には、浜辺や海の様子を感じに海に行きました。波の色や動きがどういう風になっているかとか、海鳥が鳴いている様子とか、砂を触ったり、そういった感覚を記憶して、その記憶を元に絵に起こしていきました。」

坂本さんのお話を聞きながら、坂本さんは、論理的に絵画の構造というものを考えながら作品を制作されているということがよく分かったと同時に、一方では坂本さんにとって絵を描くということが、絵の中の世界に触れて少しだけその世界に足を踏み入れて描いている、そんな風な行為なのかなあという風にも感じました。私たちが絵の中の世界を感じることも、その世界に触れることなのかなあと思います。坂本さんの絵を見ていると、私が今居る現実の空間や時間とは違う世界が描かれているように感じるのですが、それは、何か、本を読んだり、考え事に没頭したりする感覚と似ているように思いました。

やはり、作品を制作された方から、直接、作品のことや、制作過程についてお聞きできるのは、とても興味深いです!

また、この日は、おもてなし武将隊の前田慶治さんがお越しになりました。

6月20日水曜日、メーテレで夕方6時50分より、坂本さんのギャラリートークの様子も放映される予定です!みなさま、ぜひお楽しみに!

投稿者:hina

ポジション展 アーティスト紹介~青田真也

「ポジション2012 名古屋発現代美術」展、イベントも盛り沢山の企画です。出品作家の方々から直接お話を伺うことができるギャラリートークの様子をお伝えしたいと思います。

6月2日、ギャラリートークのトップバッターは青田真也さんでした!

青田さんは、日常目にする様々なモノの表面を削って作品を制作されています。

モノの表面が削られ、形があいまいにされているにも関わらず、私たちは青田さんの作品を見て、「あっ、これはこけしだ!」「これは、アイヌの置物だ!」などなど、元の形のものを即座に思い浮かべることができます。

では、これらの箱は・・・?

お分かりになりますか?なんと、これはお菓子の箱です!よく見てみると、だんだんお馴染みのお菓子が思い浮かんでくるのではないでしょうか。

青田さんの作品は、私たちの生活には、大量生産されたモノが溢れていることに気づかせてくれます。

そして、こちらの作品は・・・。

青田さんが削ったモノたちが描かれています。よく見ると、黒い点に交じって赤い点があります。この点は、どこから来たのでしょう。

これは、青田さんが削ったサイコロの目だったんですね!だから、21個に1個が赤い点になっています。

描かれたモノたちは、私たちの社会や文化の中に、知らず知らずのうちに根付いているものです。いつの間にかイメージとして頭の中に存在している、そういったモノたちを、青田さんは、私たちの文化の象徴(シンボル)と考えて、「アイコン」と呼んでいらっしゃいます。そして、そのような「アイコン」を、漫画の中で、ちょっと前にあったものを表す時に、モノの輪郭を点で囲う表現を使って表しています。

これは、様々な木を削ったものです。中には、ホームセンターなどで売られている規格の木の材料や、誰かが使った残りの端財などもあります。

青田さんは、木を削ることで、木目や、木の性質、合板だったら合板としての作られ方など、その木そのものが見えてくると言います。確かに、私も日常の生活の中には、様々な木とともに私たちは生きていますが、その材料が本当はどんな木なのかということについて、考えたことがなかったなあと思いました。もしかすると、これらの木は、いろいろな国から来ていたりしますよね。それにしても、どの作品も、青田さんの美意識が行き届いていて、本当に美しいです。

お客さんからも、「作品はどのようにして作られるのですか?」とか、「削るのに何時間ぐらいかかりますか?」など様々な質問が飛び出しました。

布やすりや、紙やすりを使っていらっしゃるそうですが、時には、サンダーやグラインダーなどの機械を使ったり、お菓子の箱などは、様々な粗さの紙やすりを使ったりされるそうです。制作時間は、それぞれですが、お菓子の箱は、短い制作期間のものでも、2-3日かかるそうです。大きなものでは、1点で1ヶ月かかるものもあるそうです。

青田さんは、作品を通じて、私たちの日常の中が、大量生産のモノに溢れていることを指摘していらっしゃるだけではなくて、さらにこの「アイコン」のイメージを、再び大量生産されたモノとして、社会の中に溢れさせていこうと、今回特製バッグを制作されました!つまり、このバッグも作品のコンセプトとして、とても重要なのです!

こちらのバッグは、ミュージアムショップで2,800円で販売しています。サイコロのストラップは1個1個青田さんの手作りです!青田さんは、梱包のデザインも手がけられました!

さっそく私も購入しましたが、デザインがかわいいだけではなくて、つくりがしっかりしているし、大きさも手ごろで、いろんなモノを入れることが出来て、とても便利です!

ノートパソコンもすっぽり入ります!

青田さんは、他にも、サンクンガーデンの曲面ガラスにも、作品を展開されています。

ぜひとも、美術館にお越し頂いて、展覧会場でお楽しみ頂ければと思います!

投稿者:hina

常設展だより

特別展が華々しくオープンしたウラで、常設展もこっそり中身が変わりました。

入り口はアメリカの写真家、ポール・ストランドの写真がびっしり。
名古屋市美術館が所蔵する20点、全部出しです。

この部屋は「コレクション解析学」(学芸員が所蔵品を濃ゆく解説する講演会です)で
紹介する作品を展示するコーナーになっています。
写真好きの方、これを見てストランドが気になった方は、7月8日(日)14時に講堂へどうぞ。

 

こちらは、ピンク・ボートがまぶしい「現代の美術」の展示室。
いつもより少しカラフルに仕上がっています。

 

学芸員のおすすめは、リキテンスタインの版画。
近くで見ると、どれも水玉だけで絵になっています。

描かれているのはワラの山です。
「ああ、モネか」とピンと来た方、大当り。
点描にすると、色鮮やかな絵になることを発見したのが印象派。
そのオマージュともいうべき作品です。

 

こちらは、名古屋を中心に東海地方の作家を紹介する「郷土の美術」。
真ん中にツートップがそびえます。

右はタテ190cm、左は160cmあります。なぜこんなに大きいかというと…
昭和のはじめに最も権威があった、その名も「帝国美術院展覧会」に応募した作品だからです。
どちらも審査を通過し、さらには「特選」を受賞しました。
当時の名古屋洋画界にとっては嬉しいニュースだったでしょう。

他にもいろいろありますので、ぷらっと常設展ものぞいてみてください。

投稿者:nori

ポジション展 関連催事「コンサート&制作パフォーマンス」

好評開催中の「ポジション2012名古屋発現代美術~この場所から見る世界」。
今回の展覧会の特徴のひとつは、関連催事が多く、作家との距離がとても近いということです。

6月2日(土)には、出品作家の文谷有佳里さんと作曲家の高山葉子さんによるコラボレーション企画「コンサート&制作パフォーマンス」が行われました。
この日のために作曲されたという、高山さんの美しいメロディーにあわせて、文谷さんが美術館の柱に線を描いていきます。

演奏に使われた陶器は、大きさや釉薬などによって音色も違うそうです。
とても神秘的な演奏で素敵な空間になりました。

次回の「コンサート&制作パフォーマンス」は、今週末の6月9日(土)午後2時~開催します。
毎回違う曲によるパフォーマンスになるそうです。とても楽しみです。

投稿者:ナ

ポジション展 開幕! 前田慶次が登場

いよいよ始まりました「ポジション2012名古屋発現代美術~この場所から見る世界」。
なんと初日には、おもてなし武将隊の前田慶次殿が会場に登場しました。

「ほう、戦国一の傾き物と謳われたわしのような展覧会じゃと!?」 (慶次)

今回の展覧会では、この地方で活躍する10名の作家を紹介しています。どの作品も個性的で、独自の世界を表現した魅力的な空間が広がります。

早速、マイクを片手に慶次殿によるインタビューを開始。

「ほれ、おぬしは」 (慶次)

「この作品はわたしが描きました」 (坂本夏子:出品作家)

「ほ?お主が描いたのか!?」 (慶次)

「実にエネルギーにあふれた作品よのぉ。ん?おいあれは」

「こんな所に落書きをしたらいかんじゃろ!」 (慶次)

「今、作品を制作しとんじゃ(岡山弁)」 (文谷有佳里:出品作家)

「んん?今ここでか」 (慶次)

今回の展覧会の特徴のひとつとして言えるのが、お客さんと作家の距離が近い展覧会ということです。
この日も出品作家の文谷有佳里さんが美術館の窓ガラスに作品を描いていました。

「ここにサインしてもらえますか。」 (文谷)

「ほう、ここにか。どれどれ」 (慶次)

慶次殿のサインに文谷さんが線をつなげていく光景も。

「おお!もうわしのサインが分からんようになった」 (慶次)

撮影途中には、出品作家の青田真也さんとカフェユニットL PACKによるコラボレーションカフェにて、コーヒーもお召し上がりになられていました。

「実に刺激的で、わしのように傾いた展示会じゃ!ここから世界へと羽ばたく美術家が誕生してほしいものよのう」

「おもてなし隊なごや」は、6月20日(水)午後6時50分~54分、メーテレで放送されます(通常は6時56分~ですが今回は50分~の放送となります)。
番組の最後には招待券のプレゼントのお知らせもあります。お見逃しなく!

※名古屋おもてなし武将隊
開府400年に合わせて、名古屋の魅力を全国に伝えるために結成された、名古屋にゆかりのある武将6人(織田信長・豊臣秀吉・徳川家康・加藤清正・前田利家・前田慶次)と4陣笠隊(立三・市蔵・亀吉・お里)です。

投稿者:ナ

ポジション展 開会式

6月1日、ポジション展の開会式が行われました。

 

会場には地元名古屋の若き才能をひと目見ようと多くの方がつめかけました。

 

その期待に応えるべく作家さんたちも独創的かつ魅力的な作品でお出迎え!

皆様もぜひ名古屋市美術館に足を運んで
個性豊かな才能にふれてみてはいかがでしょうか!