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美術をたのしむプログラム「びじゅつかん検定(2/16)」実施報告

名古屋市美術館では、主に小中学生(とその保護者)を対象とした「美術をたのしむプログラム」を年3~4回実施しています。ただ何となく見るだけではなく、さまざまな方法で作品にアプローチすることで、美術や美術館に親しみをもっていただくことがねらいです。

先日2月16日(日)には「びじゅつかん検定」を実施しました。
「何のために美術館はあるのか」という、学校でもなかなか学ぶ機会のない問いについて、参加者同士が話し合いながら理解を深めていくことをねらいとしたプログラムです。

今回参加したのは小学1年生から6年生までの21名。
学芸員から検定についての説明を聞き、全員で練習問題を試しに解いてみた後、縦割りで3つのグループに分かれ、それぞれ問題に取り組みました。

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前半の検定3問は、美術館の宝物(収蔵作品)を守るための問題です。
「展示室へ持ち込んでいけないものは何?それはどうして?」
「美術館で火事が起きたとき、どうやって火を消すと思う?それはどうして?」
「泥棒から宝物を守るために、どんな対策をしているかな?それはどうして?」
最初に「どの問題も答えは一つではないよ」と聞いたこともあってか、参加者たちは手を挙げて、思い当たる考えをどんどん発言していきます。

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スタッフも「なるほど、そう考えた理由は何かな?」「こういう場合はうまくいかない気がするんだけど…その時はどうする?他に方法はある?」などと応戦しつつ、参加者たちが知恵を出し合いながら、さらに良い答えを導き出せるよう促します。

後半は、前半で話し合ったことを踏まえて、美術館が色々な工夫をして守っている宝物が一体どんなものか、常設展示室へ確かめに行きました。
額に入った油絵作品から、金属でできた巨大な立体作品、表面にさざ波のような凹凸のある真っ黒い直方体、うんと小さなメキシコ絵画まで、みんな宝物と知った参加者は、美術館の宝物の幅広さに驚くだけでなく、どれに対しても興味深そうに観察し、グループの仲間と思い思いに気づいたこと、感じたことを話し合っていました。

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最後は、全員が一生懸命検定に取り組んでいたことを確認し、合格証を一人ひとりに手渡しした後、保護者へのお手紙をファイルに挟んで配付、終了としました。

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2019年度の「美術をたのしむプログラム」は、おかげさまで全て終了しました。たくさんのご参加、ありがとうございました。残念ながら抽選に漏れてしまった方も、また是非ご応募ください。お待ちしております。
4月からの2020年度も年3回のプログラム開催を予定しております。順次、美術館の公式サイトやチラシで情報発信をしていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(3)

特別展「没後90年記念 岸田劉生展」作品解説会

昨日2月9日、14時より、「岸田劉生展」作品解説会を開催しました。

約1時間の解説会では当館の井口智子・学芸課長が講師を務め、展覧会の見どころや章立てに沿って出品作品を投影し、劉生の残した言葉も紹介しながら解説しました。今回は160名のご参加をいただきました。

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本展の会期は、3月1日(日曜日)までです。
(2月4日(火曜日)から、一部展示替えを行った後期展示となっております)
重要文化財「麗子微笑」は、2月16日(日曜日)までの展示となります。

常設展「名品コレクション展」では、岸田劉生が名古屋で描いた作品と、花籠が描かれたろうけつ染めを展示しています。また、昨年6月に当館へ寄贈された藤田嗣治の絵画「二人の祈り」「夢」も展示中です。岸田劉生展入場券でご観覧いただけますので、是非こちらもご覧ください。

特別展「没後90年記念 岸田劉生展」記念講演会

2月2日、名古屋市美術館2階講堂において、特別展「没後90年記念 岸田劉生展」記念講演会を開催しました。
講師は本展監修者で京都市美術館学芸課長の山田諭氏です。

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講演会は定刻14時から始まりました。今回は180名のご参加をいただきました。

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テーマは「岸田劉生:孤独なるものの行く道」。劉生の絵画の主題や表現の変遷を、初期から最晩年までの作品を制作年代順に追って解説いただきました。

本展の会期は、3月1日(日曜日)までです。
本日2月4日(火曜日)からは、一部展示替えを行った後期展示となります。また、重要文化財「麗子微笑」の展示期間は2月16日(日曜日)までです。

2月9日(日曜日)には、当館の井口智子・学芸課長を講師に、作品解説会を開催します。

常設展「名品コレクション展」では、岸田劉生が名古屋で描いた作品と、花籠が描かれたろうけつ染めを展示しています。また、昨年6月に当館へ寄贈された藤田嗣治の絵画「二人の祈り」「夢」も展示中です。岸田劉生展入場券でご観覧いただけますので、是非こちらもご覧ください。

特別展「没後90年記念 岸田劉生展」作品解説会

昨日1月18日、14時より、「岸田劉生展」作品解説会を開催しました。

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約1時間の解説会では当館の井口智子・学芸課長が講師を務め、展覧会の見どころや章立てに沿って出品作品を投影し、劉生の残した言葉も紹介しながら解説しました。今回は119名のご参加をいただきました。

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本展の会期は、3月1日(日曜日)までです。
2月2日(日曜日)までを前期、2月4日(火曜日)以降を後期として、一部展示替えを行うほか、重要文化財「麗子微笑」は2月16日(日曜日)までの展示となります。

2月2日(日曜日)には、本展監修者であり京都市美術館学芸課長の山田諭氏を講師にお迎えし、「岸田劉生:孤独なるものの行く道」をテーマに記念講演会を開催します。

常設展「名品コレクション展」では、岸田劉生が名古屋で描いた作品と、花籠が描かれたろうけつ染めを展示しています。また、昨年6月に当館へ寄贈された藤田嗣治の絵画「二人の祈り」「夢」も展示中です。岸田劉生展入場券でご観覧いただけますので、是非こちらもご覧ください。

特別展「没後90年記念 岸田劉生展」開会式及び内覧会

昨日1月7日、特別展「没後90年記念 岸田劉生展」の開会式及び内覧会が行われました。

館長あいさつ

開会式には、主催者の名古屋市美術館、中日新聞社、日本経済新聞及びテレビ愛知の関係者の他に、ご来賓として、協賛のトヨタ自動車及び損保ジャパン日本興亜の代表者、劉生のお孫様の岸田夏子様及び岸田香太郎様、並びに本展監修者の山田諭様(京都市美術館学芸課長)にご臨席いただきました。

テープカット

あいにくの雨天にもかかわらず、大変多くの方にご来場いただき、内覧会は大いに賑わいました。

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岸田劉生は、日本近代美術史上に輝く天才画家として名高く、愛娘を描いた「麗子像」が代表作として挙げられますが、肖像画だけでなく、静物画、風景画といった多彩なジャンルで独創性豊かな傑作を残しました。
没後90年を記念して開催する本展では、初期の水彩画から38歳で急逝する直前に描かれた風景画まで、150点余を紹介します。重要文化財「麗子微笑」(2月16日までの期間限定展示)の他、「黒き帽子の自画像」、「童女舞姿」など、珠玉の作品が一堂に揃います。

本展は、本日より3月1日(日曜日)まで開催いたします。
なお、会期中、2月2日(日曜日)までを前期、2月4日(火曜日)から3月1日(日曜日)までを後期として、一部展示替えを行います。

常設展「名品コレクション展III」では、岸田劉生が名古屋で描いた作品と、花籠が描かれたろうけつ染めを展示しています。また、昨年6月に当館へ寄贈された藤田嗣治の絵画「二人の祈り」「夢」も展示中です。岸田劉生展入場券でご観覧いただけますので、是非こちらもご覧ください。

皆様の名古屋市美術館へのご来館をお待ちしております。

美術をたのしむプログラム「びじゅつかんは玉手箱(11/23)」実施報告

名古屋市美術館では、主に小中学生(とその保護者)を対象とした「美術をたのしむプログラム」を年3~4回実施しています。ただ何となく見るだけではなく、さまざまな方法で作品にアプローチすることで、美術や美術館に親しみをもっていただくことがねらいです。

先日11月23日(土祝)には「びじゅつかんは玉手箱」を実施しました。
ふだん気に留めることの少ない屋外彫刻を白川公園の中で探し歩き、じっくり観察して、参加者同士が話し合いながらその面白さを発見、共有していくプログラムです。

今回参加されたのは8組18名のご家族。学芸員からの簡単な説明の後、参加者は4つに分かれ、グループごとに協力し合って作品を探しました。グループによって鑑賞する作品は少しずつ異なります。(写真1)20191123_玉手箱03

一緒に行動するボランティアスタッフは、作品の説明をするのではなく、2つのヒントを出します。まずは作品を探すためのヒント、お目当ての作品にたどり着いてからは、作品の良さや面白さを考えるためのヒント。
作品を色々な方向から観察し、色や材質、大きさ、形から各自が考えたことを話し合ううちに、異なる見方がたくさん出てきます。参加者は他の人の考え方に驚いたり、作品を何度も見直したりするうちに、どんどん発想が豊かになり、自然と他の屋外彫刻にも興味が湧いたようです。(写真2)20191123_玉手箱04

1時間ほどの散策の後、再度地階のキッズコーナーへ集まり、最も印象に残った作品について、グループでどんなことを話し合ったか、自分が気づいたことや不思議に思ったことを一人ひとり付せんに書いてもらいました。(写真3)20191123_玉手箱05
「絵も描いていい?」「1枚じゃ書ききれないんだけど」と鉛筆を走らせる手はなかなか止まらず、その後の意見共有の時間も、積極的に手を挙げて発言する姿が見られました。
大人もこどもも関係なく「みること」を楽しんでいただけたことが伝わってきて、スタッフも嬉しかったです。
最後は散策に用いた地図と「名古屋市美術館 周辺の彫刻」リーフレットをファイルに挟んで終了、解散としました。

「名古屋市美術館 周辺の彫刻」リーフレットは、美術館1階の総合案内や、常設展示室入口などでもお渡ししています。ご興味のある方はぜひ公園の散策がてら、屋外彫刻がどこにあるか探しながら楽しんでみてください。(3)

特別展「カラヴァッジョ展」展覧会解説(作品解説会)

本日11月23日、14時より、「カラヴァッジョ展」作品解説会を開催しました。
講師は当館学芸員です。

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本日は180名のご参加をいただきました。

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本展の会期は、12月15日(日曜日)までです。

また、常設展「名品コレクション展II」では、今年6月に当館へ寄贈された藤田嗣治の絵画「二人の祈り」「夢」も展示中です。カラヴァッジョ展入場券でご観覧いただけますので、是非こちらもご覧ください。

特別展「カラヴァッジョ展」クラシックの夕べ

11月16日、閉館後17時より、「カラヴァッジョ展」閉館後の展示室内での特別鑑賞会「クラシックの夕べ」(事前申込制)を開催しました。

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学芸員による講堂での解説の後、展示室に移動。カラヴァッジョの作品《リュート弾き》を背景に、セントラル愛知交響楽団による演奏会を行いました。
カラヴァッジョと同時代の、ヘンデル、バッハ、ヴィヴァルディら、バロック音楽の作曲家による名曲の数々を、弦楽四重奏でお聴きいただきました。

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演奏会の後は、各階で、ギャラリートークの後、名画をたっぷりと鑑賞していただきました。

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本展の会期は、12月15日(日曜日)までです。
11月23日(土曜日・祝日)には、当館学芸員による展覧会解説を実施します。

また、常設展「名品コレクション展II」では、今年6月に当館へ寄贈された藤田嗣治の絵画「二人の祈り」「夢」も展示中です。カラヴァッジョ展入場券でご観覧いただけますので、是非こちらもご覧ください。

特別展「カラヴァッジョ展」ヤマザキマリ氏記念講演会

11月14日13時より、当館2階講堂において、漫画家・随筆家のヤマザキマリ氏を講師にお迎えして、特別展「カラヴァッジョ展」の記念講演会を開催しました。
テーマは「とっておきイタリア美術」です。

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事前申込制の講演会で、定員150名のところ、2700名を超える応募があったため、抽選の結果、当選された方にご参加いただきました。

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古代ローマを出発点として、カラヴァッジョの画風の登場に至るまで、イタリア美術がどのように移り変わってきたのか、時代を追って、様々な作品の特徴とともにお話しいただきました。

本展の会期は、12月15日(日曜日)までです。
11月23日(土曜日・祝日)には、当館学芸員による展覧会解説を実施します。

また、常設展「名品コレクション展II」では、今年6月に当館へ寄贈された藤田嗣治の絵画「二人の祈り」「夢」も展示中です。カラヴァッジョ展入場券でご観覧いただけますので、是非こちらもご覧ください。

特別展「カラヴァッジョ展」記念講演会

11月10日、名古屋市美術館2階講堂において、神戸大学教授の宮下規久朗氏を講師にお迎えし、14時から特別展「カラヴァッジョ展」記念講演会を開催しました。

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180名の定員は満席。開場前のかなり早い時刻から列にお並びいただいた方も多数いらっしゃいました。

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講演のテーマは「カラヴァッジョと斬首」。
カラヴァッジョはじめ複数の画家が描いた「斬首」という題材について、当時の時代背景や宗教との関係のほか、様々な視点から解説をいただきました。

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本展の会期は、12月15日(日曜日)までです。
11月23日(土曜日・祝日)には、当館学芸員による展覧会解説を実施します。

また、常設展「名品コレクション展II」では、今年6月に当館へ寄贈された藤田嗣治の絵画「二人の祈り」「夢」も展示中です。カラヴァッジョ展入場券でご観覧いただけますので、是非こちらもご覧ください。