「アルバレス・ブラボ写真展ーメキシコ、静かなる光と時」12月18日まで開催

掲載日:2016年12月04日

マヌエル・アルバレス・ブラボは、20世紀を代表する世界的な写真家として知られるメキシコの写真家です。1902年にメキシコ・シティに生まれて、2002年に100歳で亡くなるまで、メキシコに生きる人々を撮り続けました。
アルバレス・ブラボの写真は、とても穏やかな光景が写されています。いわゆる衝撃的な写真とか、究極の一瞬の写真とか、見る人の目を驚かせるような刺激的な写真ではありませんが、じっくりと見ているうちに、そこに写されている光景の面白さが見えてきます。何気ない街角の光景とか、街角に溶け込んだ人たちのちょっと滑稽な姿とか、誰も気がつかないような細やかな出来事とか。そこにアルバレス・ブラボの温かく優しい視線と静かな詩情を感じることができます。
写真家としてデビューした20代から30代、40代、50代、そして90代に到るまで、長い時間のなかで揺れ動くメキシコの現実を撮り続けてきたアルバレス・ブラボの写真には、タイトルにもあるように、「静かなる光と時」が漂っています。現代社会において、このような静けさを感じることができる機会はなかなかありません。
秋のひとときを穏やかで心地よい写真に癒されてみてはいかがでしょうか。

(掲載作品)
《舞踏家たちの娘》1933年
(c)Colette Urbajtel / Archivo Manuel Álvarez Bravo, S.C.